囲碁のルール解説:前編 【囲めば取れる!石の取り方】
今回は囲碁のルールを解説していきます。
※本格的にルールを学ぶ前に、こちらの記事を読んでいない方はよかったら先に読んでみてください!
ではルールを見ていきましょう。
ルールは大きく以下の4つに分けることができます。
- 黒白順番に線の交点に石を打つ(←この記事で扱う)
- 相手の石を取る、自分の石を取られる、という事がある(←この記事で扱う)
- 打ってはいけない場所がある(←中編で扱う)
- 最後に地が多い方が勝ち(←後編で扱う)
このようにかなりシンプルなものとなります。
また、ルール説明する上で碁盤のそれぞれの場所についても呼び方を知っておいていただきたいので
先におさえておきましょう。
碁盤の場所には呼び方があり、
それぞれ隅4つ、辺(側面)4つ、中央一つで合計8つとなります。
例えば「隅」や「辺」といえば
あのあたりの事を指しているんだな~と考えていただければと思います。
※碁盤の場所、名前について詳しくはこちら
さぁ、ここから本格的に囲碁入門が始まります!
一つひとつゆっくり解説していきますので、肩の力を抜いて読んでみてください。
黒白順番に線の交点に石を打つ
まず最初は初歩中の初歩!碁石を置く場所と打つ順番についてです。
見ていれば当然わかるでしょ!という方は飛ばして次の項目まで飛ぶのがおススメです(笑)
石を打つ場所について
碁石は以下の図のように碁盤の縦線と横線の交点に打ちます。
将棋やリバーシのような他のボードゲームは駒をマス目に配置しますが、間違えやすいところなのでご注意を。
この図では中央と隅、辺に石を打ってみました。
石は「線の交点」に打つ事ができるので、このように隅や辺にも打つ事ができます。
※お互いの打った石の上に重ねて打ったり、打った石を動かすことはできません。
石を打つ順番について
対局時に碁石を打つ順番は黒白が交互に打つ事が基本です。
※石に書かれた番号は着手した順盤
ちなみに黒、白どちらから先に打つか?ですが
互先(たがいせん)の場合は初手は黒から打ちます。2手目は白、3手目は黒といった感じですね。
※「互先」=ハンディキャップ(置石や逆コミ)が無い対局のこと
また、置石のハンデがある場合は順番が逆で、初手は白となります。
相手の石を取る、自分の石が取られる、という事がある
囲碁の要素で最も重要な項目の一つといえるものが、この石を取る、取られるというものです。
まずはどうすれば石を取れるのか次の図で見てみましょう。
基礎編
真ん中に黒石が一つ置いてあります。
この石の周りをよく見ると、上下左右四方向の線と繋がっていますね。
この石と繋がっている線の交点(2つ目の図の赤い矢印)を全て相手の石に埋められると、この黒石は取られてしまいます。
この矢印の示す交点を(呼吸点)と呼びます。
言葉で言うとややこしいかもしれないので以下の図を見てみましょう。
赤い矢印の示す場所をこのように全て白石に囲まれると
黒石は白に取られます。
また取られた石はアゲハマとなり、最後に地を数える際に黒の地を埋める(減らす)事ができます。
※黒、白で取り方や取られ方に違いはありません。どちらも同じです。
※アゲハマ=取られて盤面から取り除かれた石
このあたり、僕自身書きながら少し理屈っぽくなっているかなと思うので、
もし難しく感じたら「石は囲めば取れる」というように簡単に考えていただいて構いません(笑)
また、これは隅や辺の石であっても同じです。
特徴的なのは呼吸点(赤い矢印)が少ない事ですね。
先程と同じようにそれぞれの呼吸点を囲むと…
このように取ることができます!
応用編
次に少し応用です。
複数の石についても考えてみましょう。
囲碁は縦横で隣接している同じ石は繋がっていると考えるので、以下の図のように二つ並んだ石の呼吸点は共有しています。
やはり言葉にするとややこしいかもしれないので図を見てみましょう!(笑)
呼吸点は赤い矢印の示す場所のようになります。
つまり白がこの黒石二つを取る場合、2つ目の図の様に打つ必要があります。
そしてこのように2つの黒石を一度に取ることができます。
このように、どんなに石が増えても縦横で隣接している石はひとつの団体となるので考え方は一緒です。
前述しましたが、このあたりもし難しく感じたら囲めば取れるといったように簡単に考えていただいて構いません。
少しずつ囲碁に触れながら感覚で理解していくこともあると思うので、ゆっくりなじませていただければと思います。
今回はここまでで、ルール説明は中編に続きます!
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