【囲碁】大人が二年半で五段になった話 EP5「碁会所の修行で得られるもの」
こんにちは!ひかるです。
今回は大人が二年半で五段シリーズのエピソード5!
「碁会所の修行で得られるもの」
ということについてお話ししたいと思います。
みなさんは碁会所や囲碁カフェなどに行くことはありますか?
僕は5級くらいのころに碁会所デビューし、そこで沢山打ちました。
普段ネット碁を打っているということもあり、実際に対面して打つ対局で実力試しをする意味もありました。
今回はそんな碁会所で武者修行していたころに得られた効果をお伝えしていきたいと思います!
それではどうぞ!
こんな悩みを解決できるかも
- 碁会所で打つことに不安がある
- 大人から囲碁をはじめたけど上達するのか不安
- 上達の壁に当たってしまいどうすればいいのかわからな
目次
碁会所は自己流、力碁が多い!?
基本的に碁会所などで打たれている方のほとんどは自己流、力自慢の力碁が多い印象を受けています。
場所によって様々ですが、そういう傾向の場所が多いことは他県の方々の話を伺っていても確かなようです。
【補足】
これは盤面の話で、碁会所のお客さんの人柄は良い方が多いので怖いところではありません(笑)
ご心配なく!
ところでみなさんは自己流や力碁といったものにどのような印象を受けますか?
なんだかボコボコにされそうで怖いなぁ
自分も力自慢の力碁!石取るの大好き!
本や先生に習った形にならなくて心配…
など色々な意見がいると思います。
ここで僕が挙げたい碁会所で打つメリットは
あらゆる剛力を技術で受け流す鍛錬になる
囲碁仲間が増え、通いやすくなる
前者は上達を目的とする方向けで、後者は囲碁を趣味にしたい方向けのメリットですね。
この記事では前者について詳しく書いていきたいと思います。
※場所の雰囲気によっては印象がガラリと変わることもあるので、遠くないうちに碁会所囲碁カフェ紹介もしたいと考えています。
碁会所は実戦と学びの宝庫!剛腕を受け流せ!
僕は5級当時、囲碁部で打つことがほとんどでした。
そのため同じ相手とばかり打っていたので碁会所に行って打つことにしました。
そして半日で6~7局くらい打ったときに思ったこと、考えたことをハッキリ覚えています。
【剛腕で押してくる人が多い】→【本の通り打ってくる人は少ない】→【対応できれば応用力が付くだろう】
というものでした。
ちなみに僕は本(棋書)の虫でしたが、
エピソード4で軽く触れたようにネット碁を通して「本の通り打ってこなくてどうしよう…」という経験は既に慣れていたので戸惑わずに済みました。
そして剛腕を対処できればそれだけ応用が出来るようになり、理解も深まると考えました。
あれ?碁会所って実戦と学びの宝庫じゃないか!
そう考えるようになり、後日から空いている日は碁会所へ行き沢山の経験を積むようになりました。
碁会所での武者修行の成果はこちら!
僕はメインはネット碁でしたが東京、千葉、埼玉、神奈川の色々な碁会所をめぐり、沢山打ちました。
この経験は間違いなく上達のプラスになったと思っています。
「場馴れ」をして動じなくなる
これが一番の収穫でした。
対面での対局経験、しかも毎回初対面の方、さらに高齢の方が多いので目上の方との対局…
これらに慣れることは言葉以上に大事です。
全然気にしないよ!という方はともかく
相手の目線や石の音、力業で攻めてくるときの雰囲気など、その場でしか感じ取れない独特のものがあります。
この雰囲気に慣れることで、たとえネット碁であっても動じることがかなり減ります。
例えば相手が劣勢を意識して打ってくる勝負手(複雑な展開に持ち込んで勝機を見出そうとする手)を打ってきても冷静でいられるなど、メンタルの面でかなり落ち着いて対処できるようになりました。
それまでの自分はどこか感情だけで打ってしまう手が多かったのですが、かなり良い対応が出来るようになりました!
碁会所で対局するだけではもったいない!
対局したあと、さらに検討をするとさらに上達の効果が増します。
というか検討をセットにしないとあまり効果がないことが多いので上達には必須と言えるでしょう!
ただし、級位の方はその対局をあとで思い出して並べ返すことはむずかしいと思うので
- お相手の許可を取り、棋譜を付けながら対局する
- 高段者に頼み、対局のあと一部分だけでも解説してもらう
など工夫すると良いですね。
検討、棋譜の再現については以下に詳しく書いているので参考にしてみてください。
碁会所はどれくらいの強さの人がいる?
これは場所によって様々です。
僕は関東圏の様々な碁会所などに行き打ちましたが
多くの場所で5級~3段くらいまでの層が厚い傾向がある印象を受けました。
ネット碁の基準(野狐囲碁や東洋囲碁)で表すと8級~初段くらいの層が厚いと思います。
とはいえもし自分の棋力がわからなかったり、上記の層の外であっても相手が見つからないという問題はほぼありません。
大抵はスタッフや席亭(お店の主人)が対応してくれます。
ただし、内々のメンバーだけで楽しんでいる場所もときどきあるので、心配であれば電話などで問い合わせてから行くと安心ですね!
エピソード6へ続きます。
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