【囲碁】大人が二年半で五段になった話 EP6「勝利は10%から積み上げる」(張栩 著)

こんにちは!ひかるです。

今回は大人が二年半で五段シリーズのエピソード6!
碁に対する考え方、向き合い方
というテーマで、僕の囲碁の内面を支えてくれた本を紹介したいと思います。

みなさんは張栩(ちょうう)名人をご存知でしょうか?
囲碁の世界でとても人気のあるプロ棋士で、ファンもとても多いのだとか。

僕も昔から尊敬していて、今もチャンスがあればインタビューしてブログに載せたいくらいに思っています。

そんな張栩名人の著書を名人の魅力と一緒にお伝えしていきます!

こんな悩みを解決できるかも

  • 自分の囲碁の向き合い方がわからない
  • 大人から囲碁をはじめたけど上達するのか不安
  • 上達の壁に当たってしまいどうすればいいのかわからな

負けた碁には内面の弱点が描かれている

エピソード1「強い人を真似しまくる」で触れたように
僕は強い人の真似をしてそこから様々な理解に繋がりました。

しかし初段を突破し二~三段になった辺りから何かが足りないと感じるようになりました。

技術面は今まで通りでまだまだ伸びていく感じがする。
でも強い人たちを近くで見てもはるか遠くに見えるのは、技術面の問題だけじゃない気がする…。

僕は大人から囲碁をはじめ、プロになるための修業をしたわけではありません。
師匠や先生のような存在はいませんでしたから、自分で自分の負けた碁を振り返ることにしました。

ひかる

こういうとき、棋譜が自動で残るネット碁は本当に便利だと思います(笑)

よく見返してみると、明らかに負けた原因であろう箇所はどれも勢いだけで打った着手ばかり。

よくわからないけどなんとかなるだろう~とか
とりあえず受けてくれるだろうから~とか

いい加減な気持ちで打った箇所ばかりでした。

しかも気分の浮き沈みが大きい性格だからなのか、いざ反撃されて形勢をひっくり返されてしまうと途端にやる気がゼロに。

即投了なんてこともあり、粘りっ気は全くありませんでした。

ひかる

そういえば以前、強い人にあきらめるのが早すぎると指摘された気がする…。

そして薄々ですが、強い人とは囲碁の向き合い方が違ったと思いはじめました。

勝ちを掴むために内面を磨く理由

囲碁は基本的には勝者と敗者に分かれますが、基本的にはみんな

 icon-check-square-o 勝者になることを目指して打っている

これが大前提にあります。

そしてより上手くなりたいと望むのなら、いい加減な考えなんて通用するはずありません。

ひかる

強い人はなにを考えて勝負に挑んでいるのだろう?

これを知り、真似してみることが自分にとっての希望でした。

icon-check-square-o 向き合い方や考え方を強い人に近づけ、自分も同じ場所に行ける

そう考えたのです。
そして結果も出た今、その考えは間違ってはいなかったと思います。

どのようにして近づけたのか具体的な方法を次に紹介していきます。

囲碁との向き合い方を教えてくれる本「勝利は10%から積み上げる」

強い人に直接会って根掘り葉掘り聞くのはちょっと気まずいですよね(笑)
そんな中、囲碁部の先輩が貸してくれた本にかなり詳しく書かれていて驚きました!

というわけで僕が夢中で読みふけった本がこちら!

勝利は10%から積み上げる」(張栩 著)

これは囲碁界のストイックでクールな格好よさを持つ張栩名人の著書です。

囲碁の問題集や打ち方解説ではなく、張栩名人の碁に対する考え方や向き合い方について書かれた本になります。

張栩名人は当時囲碁界初となる五冠(名人・十段・王座・天元・碁聖)を達成した最強棋士の一人です。
十歳半で台湾から日本に渡り、厳しい修行の末にプロに入段。現在も名人のタイトルを保持しています。

そんな張栩名人の著書の魅力を少し引用させてもらいながら紹介したいと思います!

考え方や向き合い方、方法まで詳しく書かれている

これは張栩名人の読みの入れ方、考え方について書かれている一章の一部です。

囲碁における最終的な目的は、もちろん「勝利」です。あたりまえですが、着手を決定する際には「勝つ可能性が最も高い手」を選択することになります。

~(中略)~

相手よりわずかに良い手を打つこと。
つまり、自分の最善手を考えるということは、同時に相手の最善手を考えるということでもあります。
具体的に僕の例を紹介します。
自分が打った後の相手の手の候補を三つほどに絞り、そのうえで先を読みます。当然ながら、この時の相手の候補は、相手にとって最も良いと思われる手、つまり「自分にとって最も嫌な手」でなければなりません。これを大前提として、自分はさらにその上を行くべく読みを入れます。

~(中略)~

ぬるい勝負ではなく、実力の拮抗した相手との勝負では、相手の最善手を読むことは勝つための最低条件になります。
それができた上で初めて、「相手にとって嫌な手」、すなわち自分の最善手を見つけられるのです。

このように張栩名人がプロやプロを目指していた頃からの考え方を綴ってくれています。

最善を考えるなんてできないよ!

と思う方もいるかもしれません。
しかし安心してください。
著書のなかで張栩名人も正解などまるでわからないと述べています。

要するに自分の持てる力をすべて使って一番いい手を考えるということです。

ひかる

これだけでも非常にためになりますね!

しかしこれだけではありません。

・適切な目標設定のテクニック
・当たり前の継続が力になること
・言い訳をしないこと
・相手を尊敬することが勝ちにつながること
・目的と手段はシンプルに考えること
・真の負けず嫌いについて

などなど詳しい想いや考え方が載っています。

このほかにも挙げきれないほどあります!
張栩名人の考え方や熱意が凄く伝わってくる内容になっています。

そして僕が一番必要としていた
・いい加減な碁は打たないという矜持

これも載っていました!

張栩名人の「いい加減な碁は打たない」という矜持

自分に一番必要なもの、それはいい加減な碁を打たないこと。
この記事を読んでいて上達したいと願うアマチュアの方にもきっと共感してくれる方は多いと思いますので少し紹介しますね!

幼少期から現在に至るまで、僕は一度として、手を抜いていい加減な碁を打ったことはありません。
これはプロとして当然かもしれませんが、たとえ練習碁でも体調がすぐれない時にも、真剣に勝利を目指してきました。

~(中略)~

自分のイメージでは、脳には勝利を目的としたデータだけが詰まっていて、良い直感を引き出せる、という状態になっています。

~(中略)~

一つでも、自分でこれと決めたルールが実行できていると、それが自信となって下支えをしてくれるのではないかと思うのです。

ひかる

こ、これだ!
僕に足りなかったものはこの本に詰まっている!!

そう強く感じ僕は張栩名人の考え方を出来るかぎり自分に取り込み実行しました。
プロは目指してないですけどね(笑)

そうして勝ちに対する想いも強くなり、対局に対する姿勢もかなり変わりました。

この本で学んだことは五段まではもちろん、現在の七段(野狐囲碁)になっても自分を支えてくれています!

エピソード7に続きます。

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