【囲碁】大人が二年半で五段になった話 EP2「好きなものから徹底する」
こんにちは!ひかるです。
今回は大人が二年半で五段シリーズのエピソード2!
僕が最初に取り組んだことは
「好きなものから徹底する」
ということです。
エピソード1をまだ読んでないという方はぜひ読んでくださいね!
それではどうぞ!
こんな悩みを解決できるかも
- 大人から囲碁をはじめたけど上達するのか不安
- 上達の壁に当たってしまいどうすればいいのかわからない
囲碁の好きな部分を探して取り組む
ここでいう囲碁の好きな部分とは、雰囲気とか仲間とかではありません。
構想することや石を取る読みなどの盤面の技術的な分野です。
「好きではないけど興味はある」でも構いません。
例えば序盤で構想することが好きな人は
【布石や定石を学ぶ】→引き出しが増えさらに構想しやすくなります!
戦いや石を取ることが好きな人は
【手筋や死活を学ぶ】→より戦いに磨きがかかります!
ここを目指しました。
そして好きなものが何かわからない人は満遍なくやってみて一番興味をもったものをおすすめします。
【好きな分野】を自分で見つけることは大切です。
僕は勉強自体がきらいで続かない学生でしたが、受験勉強のときどうしたら勉強が続くのだろう?と思い試行錯誤しました。
自分で考えて解ったことは、感情はある程度操れるということ。
こんなこと書くとちょっと引かれるかもしれませんね(笑)
でも本当のことなので包み隠さずすべてお話しします。
そしてそれが以下に書いていくことに繋がるわけですが、受験勉強の取り組み方が趣味の囲碁に活かされたなんて少し変わってますかね(笑)
囲碁も学び方次第で自分を操ることが可能
どうして弱点や苦手な部分からではなく好きな分野から学ぶのでしょうか?それは
- モチベーションを保たせやすく続けやすい
- 今後のために囲碁を学ぶという姿勢、行動に慣れる
この二つが挙げられます。
どんなことでもそうですが、興味が湧かないものって中々続かないですよね。
そもそも手に取ってみたりやってみることも無いかもしれません。
だからこそ自分の好きなものを選んでやってみるんです。好きだからやり続けるんです。
好きなことであれば比較的やる気が出やすいですし、実戦に活かせたり解けなかった問題が解けたときは当然嬉しいです!
こうやって囲碁を学ぶことのイメージを大変だとか苦労しそうだというものから
「出来るようになるものとしてイメージを変える」ことが大切と考えました。
自分の思考に対してイメージ改革を行うことで、今後そのほかの部分を学ぼうと思ったとき拒否反応を示しにくくなる利点もあります。
そのときには既にやればできると知っているので当然ですね(笑)
囲碁の布石を徹底的に学びました
僕が好きな分野は【布石】でした。
布石とは序盤構想、一局の骨組みや設計図と言われている部分です。
布石には構想を練って大きな流れを作っていく魅力があり、僕はそこに惹かれました。
また、読みが苦手だったので接近戦や死活、中盤戦が苦手であまり好きではありませんでした。
そのため布石の考え方や細かい変化を叩きこんで序盤でリードしよう!と考えました。
弱点を別の分野で補おうとするのはOKです
指導経験を含め、結論から言うと
あまりにも偏りが出たり高段者の上位を目指すということでなければ、弱点があっても大丈夫です。
Part1でもお話ししましたが、大人は時間も体力も限られています。
そういった環境下ですべてを完璧にこなそうとしては潰れてしまうので要注意です!
当時の僕も、誰もが万能のステータスを持てるわけではないので苦手なものは一旦置いておこうと考えました。
というわけで布石を文字通り徹底するために本を買いあさり読み漁り真似しまくることになりました。
ここで見つけた良書はエピソード3以降で紹介していけたらなと思います。
勝ちパターンを見つけることに繋がる
自分の好きな分野がはっきりしたらそれを突き詰めました。
僕の場合は布石だったので、序盤でリードすることが非常に多くなりました。
そして同じ棋力帯では相手がいなくなりました。
布石だけは有段者顔負けの10級になりました
プロが書いている本の打ち方をそのまま真似していますからね(笑)
代表的な変化はある程度本で把握していますし、解らない変化が出てきたらPart1のとおり強い人に検討してもらいました。
そういう積み重ねから10級周辺では序盤から圧倒し、苦手な中盤戦以降も最低限(三手読み)だけはやっておいたので楽に勝ち切れるようになりました。
ということで東洋囲碁で瞬時に5級くらいまで上がりました。
ここで注意点なのですが、本は最初から完璧に覚えなくても良いです。
例えば布石の本なら
【図を並べながら説明を読む】→【対局で試す】→【検討】→【また並べながら本を読む】
このサイクルだけでOK。
対局中、この変化本で読んだけど忘れちゃったどうしよう…と思ってもいいんです。
その対局で正しく打てるのが一番大事なのではなく、今後同じ図が出てきたときに正しい対応が出来ればいいのです。
あとで調べなおせばしっかり成長するので大丈夫!
エピソード3に続きます。
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