【基本死活辞典で最速攻略】死活の悩み=覚えちゃえば解決します
みなさんこんにちは!ひかるです。
今回は
「死活の最速攻略」
ということで書いていきたいと思います。
死活とは囲碁の生き死にを表すものです。
もう少し詳しくお話しすると活き形(生き形)、死に形、中間形(コウなど)という三つに分類できます。
これの判断が中々むずかしい(笑)
と思う方も多いと思います。僕もそうでした。
しかし実戦でよく出てくる形というものがあります。
一度頭に入れてしまえばほとんど考えなくても答えが出せるものです。
今回はそんなみんなが嫌いなピーマンのような死活の攻略に注目していきましょう!
目次
「実戦死活」≒「基本死活」である
みなさんは実戦で活きるのか死ぬのか迷うことはありませんか?
おそらくほとんどの方が正確にはわからずに打っていると思います。
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よくわからないから一手入れとけ~
とか思って一手余分に補強して後手を引いてしまう、なんてことや
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まぁ大丈夫でしょ。放っておいてほかの場所打と~
とか思って仕留められてしまったりなんてこと、身に覚えがあるのでは?
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僕は以前はよくそんなことしてイタイ目にあってきました(笑)
先ほども書きましたが、実戦でよく出てくる形はあります。
それをまとめたものが基本死活になります。
「実戦死活」≒「基本死活」
つまり基本死活を覚えてしまえば
実戦で死活問題になってもほとんど考えなくて良くなります
ここが僕の結論です。
沢山失敗してきた僕から言います。
答えがあるはずの死活で悩んで失敗する、そんなことをあと何回繰り返しますか?
序盤の布石などと違い、死活には正解があるものです。
しかもよく出てくる形は決まっていて、それを覚えちゃえば今後のすべての対局で悩まなくて済むのです。
※覚え方に関してはこちらの記事を参考にしてみてください
基本死活を網羅した「基本死活辞典」
基本死活を覚えれば非常に多くの場面で役に立ちます。
そこで僕が使ったものはこちら!
「基本死活辞典」(張栩 著)
名前からも解る通り基本死活を網羅した一冊となっており、死活克服したい人の生活必需品です(笑)
僕はあまりにも死活に疎く、自分の石が取られたり相手の石をしとめ損ねたりが多くありました。
当時、たまに僕の碁を検討してくれていた高段者さんから
「基本死活辞典は暗記してないのはなぜ?」
と言われ
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…。
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いや、まぁ…苦手だし…暗記って大変だし…
と言葉に詰まりながらふと気づきました。
暗記…そうか!覚えちゃえばそれだけで解決するんだ!
そんな流れで基本死活辞典を進められて購入しました。
続いては辞典の内容について紹介します!
また
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辞典なんて覚えられないよ!
という方のために、最後に安心のもう一冊も紹介します!
基本死活を序章~第六章まででわかりやすく分類
基本死活辞典は序章から6章までの構成となっていて、とても工夫された造りになっています。
- 序章 二眼の基本的な話
- 第一章 生きと死に(生き形、死に形、中間形)
- 第二章 隅の死活
- 第三章 辺の死活
- 第四章 実戦(定石などから派生する形の死活)
- 第五章 一眼をめぐる攻防(実戦に応用が利くもの)
- 第六章 筋(詰碁に使われる手筋がらみの死活)
序章と第一章は、死活の原理はもう大丈夫だよ!という方は読み飛ばしても問題ありません。
第二章からが特に実戦で使用される具体的な形を説明しています。
どんな風に書かれているかチラッと紹介!
写真の図は隅の形がテーマになっています。
「白死になし」
と書かれていますが、これは黒白どちらから打っても取られることがない形。
つまりこれだけで既に活きている形だよ~
という意味です。
ただ、類似系としてダメの数で注意しなければいけないこともあり、それを変化図のほうで説明していますね。
このように
- まず死活の答えがある
- そのうえで条件が違った場合の補足
となっています。
また、テーマ図だけ見えるように下部を隠せば問題集のように使うこともできますね。
死活辞典の第四章は特に実戦的
第四章は「実戦」というテーマというだけあり、
実用性が特に高い死活が詳しく載っています。
例えば以下のように三々入りの死活など、頻繁に出てくる定石系が採用されています。
まずどのような定石からテーマ図になるのか、その手順が示されています。
そしてその周囲に石数が増えたりダメが詰まったりすると活き死にに関わってきますから、
テーマ図に対して複数の条件での死活を解説しています。
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知ってるだけで不用意な手を打たなくなるのですごく便利です!
定石はその部分でのみ完結しますが、定石の周辺事情(死活)を知ることで、
攻めに役立てたり危機感を持つことが出来たりします。
こんなときにも応用できる!死活の知識のメリット
死活を知っていると実戦ではその石の生き死にだけではなく、
それを利用して周囲を攻めることも可能になります。
例えばこちらの図をご覧ください。
現在黒番です。
右上は三々定石から派生する形で、この状態では白石を取ることは出来ません。
というわけで右辺にある白石を攻めてみたいのですが、中々に固そうな石ですよね。
しかし死活の知識を持っている人の見え方は違います。
なぜなら以下のように黒1という手があるのです。
もし黒1に対して白が手を抜けば黒3から5で仕留められてしまうのです。
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こういう仕留め方を僕は基本死活事典で覚えることが出来ました。
つまり黒1に対しては白2としっかりと補強しなければ右上の命がありません。
今度は黒3まで右辺に侵入することが出来ます。
白4には黒5で黒1と上手くつながっているんですね。
このようになると、最初は中々固そうに見えた右辺白への侵入に成功しました!
死活の力は部分的な死活以外にも役に立つのです!
というわけで僕は囲碁の腕前をあげる上では死活は必須だと思っています。
さらに、死活が重要であることだけでなく、
基本死活事典そのものの活用方法も応用が利きます。
「基本死活を覚える」とか「実戦で出てきた形を検索する」などですね。
基本死活事典、一冊持っておくと便利です!
死活辞典はコンパクトサイズもあります!
基本死活辞典はボリュームも中々多いので、全部覚えようとしたら大変です!
もちろんそれを頑張ることで大きな力になるのは間違いありません。
しかしそれが様々な事情でむずかしい方も多いでしょう。
そんな方におすすめはこちら!
「死活小事典」
その名の通り小さい死活事典です(笑)
しかし内容はコンパクトにしつつも頻出系をよくまとめていて実戦に活用しやすい内容が凝縮されています。
僕は基本死活辞典を通勤中に読むために持ち運んでいましたが、少々重いです(笑)
その点で死活小事典は小さい分、持ち運びも便利という特徴があります!
いきなり事典を買うことを迷っている方はこちらもオススメです!
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