苦手な接近戦を克服!くっつけられたらハネやノビ!
こんにちは!ひかるです。
今回は自分と相手の石がくっついたときの
「接近戦」
のお話です。
前回の記事では序盤に打つ場所の目じるしとして石の高さと距離について解説しました。
しかし実際に対局してみると
相手によってはその通り打ってくれないことも
多々あります。
特に多くの方が困ってしまうのは
「いきなりくっつけられてゴチャゴチャになった」
というものです。
考え方がわからずに闇雲に打ち続けると
どうしてもゴチャゴチャになりよくわからなくなってしまう、
そんな経験をされた方も多いはず。
そんな方のために
くっつかれたときの打ち方を解説します!
この記事を読むときに知っておきたい囲碁用語
状態を確認してハネる
相手に石をくっつけられたら
まず慌てず深呼吸です(笑)←結構大事
そして今の状態を確認しましょう。
まず一例です。
まだまだ序盤ですが
白4と黒1にくっつけてきました!
このように相手の石に自分の石単体をくっつける手を
「ツケ」
と呼びます。
さて、このツケられた黒1はどんな状態かというと
白にくっつかれたことで
呼吸点が4つ→3つ
になったのです。
つまり
一段階取られやすくなった(弱体化)
ということです。
しかし白石も黒とくっついているので
呼吸点は3つです。
つまり弱った状態は同じです。
なのでここで退く理由は特にありません。攻めます!
次は黒番なので
相手に圧をかけていきましょう!
ツケてきた白石を囲むように、
相手にツケられた黒1からナナメに打ちます。
これを
「ハネ」
と呼びます。
こうすることで白4の呼吸点が2つになり、
さらに白が弱体化していきます。
このように相手の石に
「取るぞ!?取っちゃうぞ!?」
と圧をかけていくことで
相手の石を弱らせ、
戦いやすくすることが出来ます。
以下はハネた後の進行の例です。
1,2どちらのハネでも今回は構いません。
ハネたことによって
相手を左側へ押し込み
簡明でわかりやすい図になったと思います。
これは相手の石に圧をかけて退かせた結果です!
※色々変化はありますが特に簡明な図を紹介しています
![](https://i0.wp.com/hikarugo.com/wp-content/uploads/2019/03/ひかる 会話用 笑顔.png?resize=300%2C300&ssl=1)
色々な選択肢がありますが
初心者の方はまずハネを考えてみてください!
経験から学べることも多いです!
ハネを避けるべきとき
必ずハネが良いというわけではないので
それはどんな場合か一例を出してみます。
例えば以下のように白1とツケてきました。
先程と同じように黒2とハネて
白1の呼吸点を減らしたいところですが…
白Aの場所は黒から打っても
すぐ白に取られてしまいます。
黒Bを打ってからAには打てますが、
白が先にAに守ってしまいます。
つまり白△がつながっています。
少しややこしいかもしれないので
以下の図で確認してみてください。
このように既に相手の石がつながっていて
頑丈で圧をかけにくい石にハネてしまうと、
Aのような相手から切断される場所(キズ)を
一方的に狙われてしまうのでマズいです。
ではどうしたら良いかというと
こういう場合は
「ノビ」
です。
ノビとは以下のように
真っすぐつなげて打つ手のことです。
こうすることで
相手から切断を狙われる心配がありません。
相手の石が固く、
ハネで圧力をかけられない場合は
ノビを考えてみましょう!
さいごに
ツケに対しては基本的に
ハネ、ノビ、あるいは手抜きが有力候補です。
そして今回紹介したハネ、ノビの使用方法は
代表的な一部です。
そのため例外はありますが
まずは今回のように
実戦でハネとノビを使い分けてみてください!
実戦で学ぶことはとても多いです。
今回の内容は接近戦の基礎の一歩目なので
強く意識してみましょう!
今回はここまで~
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