石が連絡してるってどんな状態?それは相手が切断できない形!
こんにちは!ひかるです。
今回は
「石の連絡」
について詳しくお話しします!
ルールの説明では
「縦横に隣接している同じ石はつながっている」
という説明でした。
そして少し離れていても近い石はつながっているとする話もありましたね。
今回はそれらを踏まえて
「離れていてもつながっている石とはどんな石?」
というお話をしたいと思います!
目次
石のつながり(連絡)とは
まず基本のおさらいです。
縦横で隣接している石はつながっているので
これらの黒石はそれぞれ
赤い線=つながっている黒石
このようにつながっていると言えますね。
つながっているナナメ
では例えば以下のようなナナメの石はどうなのでしょうか?
縦横ではないのでつながっていない?それともつながっている??
こういうことを考える時は、
この後黒石を縦横でつなげることができるかどうか
がポイントになります。
次に例えば
黒1と打ったとしましょう。
こうなれば黒は縦と横でつながったと言えますね!
しかし碁は白と黒で打つものです。
今の例は黒番から一手目を打ったので簡単でしたが、
もし一手目が白番だったらどうでしょうか?
先ほどの場所へ白が打ちました。
こうなると黒は先ほどと同じ道ではつながりませんね。
他につながる道はあるでしょうか?
ありました!
今度は黒2と打つことで黒石を縦横でつなげる事ができますね。
つまりこのナナメの黒石や他の離れている全ての石は
「相手が連絡を遮る手(分断)を打ってきてもつなげる事ができる」ならつながっていると言えます。
逆に「相手に連絡を遮る手(分断)を打たれて繋げる事ができない」ならつながっていないと言えます。
つながっていないナナメ
次に
「つながっていない」
とはどういう状態なのか詳しく見ていきましょう!
まず例題です。
黒石はどのようにつながっているでしょうか?
先程の「つながっているナナメ」を意識しながら線を引いてみましょう!
…
……
………どうでしょうか?
このようになっていれば正解です!
下の図の黒△の二子を見てみましょう。
ここの△の石たちも
つながっていると考えた方もいらっしゃるかもしれませんね。
しかしこの二子の縦横はよく見ると…
白□の石がいますね。
このようにナナメに並んでいる黒石でも、
それぞれの石の縦横に白石が来ると黒は直接縦横でつなげる事は出来ない
のでつながっていません。
ちょっと念のために例外を紹介しておきます。
石の連絡はとても大事なのでよく確認しましょう。
この黒△の二子に注目です!
先程と同じように白□が黒△の連絡を遮るように配置されています。
ではこの黒△二子はつながっていないのでしょうか?
そんなことはありません!
黒石が縦横で白を回り込むようにしてつながっていました。
このように
ナナメの位置から直接つながれなくても他の道でつながる
という場合もあります。
連絡しているという状態は
「相手から分断されない形」
の事を指すので、つながっているかどうかはよく確認しましょう!
読みを使った連絡の確認
少し応用編です。実戦でもとてもよく出てくる形を紹介します。
読みを使ってつながっているかどうかを確認してみましょう!
読みについて詳しくはこちらの記事をご覧ください
それでは問題
次は白番です。
黒△は少し離れていますが、
つながっている(白から切断されない)でしょうか?
自信のある方は読みを入れて答えを出してみましょう。
どうでしょうか?
難しいと感じる方が多いかもしれないので、
この後の解説をゆっくり読んでみてください!
ステップ1 切断箇所を見つける
まず白は黒からの連絡を妨害する手はこのAとBの二か所ですね。
まずはここからです!これが大きな第一歩ですよ!
ステップ2 片方を切断した時の読みを入れる
まずはAの方を白が打って切断してきたら
どうなるのかを読みで解決してみます。
脳内の再生イメージはこのような感じです。
パターン1
パターン2
このように脳内再生をして、
それぞれ白1の切断した白石を取れると確認します!
ここで注意点です!
でもお伝えしましたが、読みは中々難しいものです。
慣れないうち上↑の画像のような
手数の読みをするのも大変だと思います。
ここではできなくても全く構わないので
実戦でも出来る限り読みを入れてみてください!
大事なのは、読みの正確さや深さを極める前に
「読む習慣を持つ」ことです。
ちなみに余談ですがパターン2の黒4の後…
ここまで読むことが出来たらかなりのレベルです!
読みに関しては初級は越えて中級レベル以上かもしれません!
ステップ3 もう片方の切断も読みを入れる
片方だけ確かめて安心してはいけません。
もう片方のBが切断されても大丈夫なのか
しっかり確かめておきましょう!
このように切断した白を取ることができます。
これで黒はAとBはそれぞれ切断されても大丈夫だと判明しましたね!
おわりに
最後に全体をまとめます。
ナナメなどの離れている石の連絡について
「相手が連絡を遮る手(分断)を打ってきてもつなげる事ができる」
ならつながっていると言えます。
「相手に連絡を遮る手(分断)を打たれて繋げる事ができない」
ならつながっていないと言えます。
常に読みを使って
連絡しているかどうかを確かめることが大事
(初心者は読みの習慣をつけることが大事)
一回で理解するのは難しいかもしれないので、
確かめる意味でもう一度読むなどして
理解度を増やすとと良いかもしれません!
では今回はここまで~
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