先番を決める「にぎり」の方法を解説!
囲碁は互先(ハンデなしの手合い)で対局する場合、
にぎりという決め方を用いて黒(先に打つ先番)と白(後に打つ)を決めます。
普段ネット碁やアプリで碁をすることがほとんどの方や、
囲碁教室に通われている方等でもにぎりをする機会が少ないと正しいやり方を忘れてしまっていたりする事が多いので、覚えやすいようにまとめてみました。
ではにぎりの方法を詳しく見ていきましょう!
にぎりの前の確認
まずお互いに碁盤の前に座ったら碁笥(碁石の入れ物)を空けて碁石の色を確認しましょう。
もし手元の碁石が白石でお相手の方が目上の方だった場合、お相手に白の碁笥ごとあずけます。黒石だったならそのままでOKです。
お相手の利き腕側に碁笥を置いてあげるととても親切ですね。
そしたら自分の方には黒の碁笥をいただきましょう。
※これは目上を立てた配慮となっていて、地域によってその風習があったりなかったりします。
※僕の地元の他、関東圏の多くのところで見かけたので書かせていただきました。
にぎりの手順
- 白石を持っている方がおよそ5~10個ほどの石を片手で握ります。こぶしを碁盤の上に置き、閉じておいてください。
※数に決まりはありませんが、握りすぎると片付けが大変かも(笑) - 今度は黒石を持っている方が相手のこぶしの中の数を奇数か偶数か当てます。
その方法は奇数だと思ったら黒石を一つ、偶数だと思ったら二つ碁盤に出します。 - 白番の人は握っていたこぶしを開き、白石の数を数えます。この時の正解、不正解で先番を決めます。
この時二つずつ並べると相手からも確認し易くて良いです。
黒石を出した人から見て
正解→そのまま黒番をもらう
不正解→白番をもらう(碁笥を交換する)
となります。
そして準備が出来たら対局をスタートします。
にぎりのポイントまとめ
①白がにぎり、黒が選ぶ。
②黒側から見て正解なら碁笥はそのまま、不正解なら交換する。
これだけ覚えておくだけで対局がスムーズに始められると思いますよ!
今回はここまで~
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互い先で常に白を持ちたいからと、握りで当てても白を選ぶことは出来ますか?
基本的にはニギリの結果で白黒が決まります。
どうしても白が持ちたい場合は対局前にお相手の方に了承をもらいましょう!