囲碁の別称と由来を紹介!爛柯、烏鷺など結構多い!?
こんにちは!ひかるです。
今回は
「囲碁の別称と意味」
をテーマに紹介したいと思います。
囲碁って囲碁以外にも様々な呼び方があるんですよ!
それも結構多いんですよね。
いくつ知ってるか数えてみるのも面白いかもしれませんね!
爛柯(らんか)
爛柯とは中国の神話や伝説を記している「述異記」にある話が元になっている呼び方です。
その話はこのようなものです。
中国の歴史の晋の時代、王質という木こりが信安郡の石室山上ったとき、童子たちが碁を打っているのを見つけました。
碁を見ながら童子からナツメをもらい、飢えることはありませんでした。童子に言われて気づいたときには、持ってきていた斧の柄が朽ちていました。
そして王質が山を下りて村に帰ると、そこには知人はだれもいませんでした。
斧の柄のことを柯、朽ちることを爛といい、
爛柯
と呼ばれています。
囲碁に没頭していたということかもしれませんが、山で暮らし仙術を使う仙人に通じるような話から、囲碁を神秘的な印象を与えるものなのかもしれませんね。
これ、日本昔話の「うらしまたろう」みたいですよね!
烏鷺(うろ)
これは囲碁の道具である碁石が由来の別名ですね。
黒石を烏(カラス)
白石を鷺(さぎ)
と例えています。
『花とゆめ』で連載した少女漫画初の囲碁漫画「星空のカラス」に登場した二人の主人公はそれぞれの名前に烏と鷺が含まれているので、この別称がもとになっているのでしょう。
ちなみに烏鷺の戦いという言葉があるらしく、囲碁で勝負を争うことという意味だそうです。
そのままですね!(笑)
余談ですが、星空のカラス面白いので読んだことない方はぜひ読んでみてください!
方円(ほうえん)
こちらも囲碁の道具が由来です。
こちらは碁石と碁盤の形から名づけられました。
四角形の碁盤と円形の碁石ということですね。
方円自体はそのほかにも
水は方円の器に随う(四字熟語:水髄方円)
という言葉に使われています。
意味は、水は容器の形によって四角にもなるし丸にもなる。人も人間関係や環境によってよくも悪くもなるというたとえを表しています。
手談(しゅだん)
手談とは対局のやり取りそのものを会話に例えているものです。
対局に集中して言葉を一切発さず、
それでも互いの意図がわかるように対局が進むさまを表しています。
みなさんは対局しながら相手の考えていることが伝わってくることありますか?
僕は指導での対局が多く、生徒さんが何を考えて打っているかを考えるのも仕事の内ということもあり、生徒さんの着手の意図は大体察することが出来ます。
ただ、手段は会話なので、相手にも自分の着手の意味を分かってもらえてこその手段ですよね。
生徒さんがこちらの意図を理解して正しい対応をしてきたとき、
嬉しい気持ちと、手談のような気持ちが湧くことがあります(笑)
坐隠(ざいん)
これは世俗の物ごとから逃れて隠遁しする生活をし、囲碁を囲んだことに由来します。
みなさんは世説新語というものを知っていますか?
僕はこの記事を書くために色々調べなければ知ることはなかったと思いますが、
中国南北朝の宋(そう)の劉義慶(りゅうぎけい)が編集した文言小説集のことです。
これには先程の手段とともに坐隠について記載があります。
王中郎は圍棊を以て是れ坐隠となし、支公は圍棊を以て手談と為す
(世説新語)
囲碁は隠遁生活の一つの楽しみや話題だったようですね。
こういう話を聴くと平均寿命が延びている今の社会でも、老若男女問わず趣味にできる囲碁はいいなとちょっと思ったりします(笑)
※昔は奕や棊とも呼ばれたりしていたみたいですね。
こちらについては詳しくわからなかったので、詳しく知っている方いたら教えてください!
※このほかにも知ってるという方、ぜひコメントで教えてください!
今回はここまで~
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