なんとなくはNG/Sakaya流囲碁上達法9
こんにちはSakayaです。
今回は陥りやすい危険な思考について語りたいと思います。
曖昧さ
なんとなくここに打った。
本で書いてあったから打ってみた。
良くある話である。
そういう人は例えば定石は手順だけを覚えていて、
一手一手の意味について深く理解をしていないことが多い。
着手の理屈を理解しておかないと、
相手の予想外な手に対して対応出来ないのは必然である。
例えば以下の基本的な定石はご存じの方も多いだろう。
まずは黒6ノビまでになり…
以下白11まで、ひと段落する「星の一間バサミ」定石である。
しかし、先ほどの黒6の際に以下の黒6とハネられたら白はどうするだろうか?
定石の理解が曖昧だと、以下の白7~13と打ってしまうのではないだろうか。
これは先ほどの定石がひと段落した形と比べて、
白が押し込まれ、黒が厚くなっている。
つまり、白失敗である。
ここに曖昧にしたままの怖さがあるのだ。
常に理屈を考えることを意識してほしい。
なんとなく定石を打っていると、いざという時に対応ができない。
一手一手をどうしてそこへ打つのか?
一つ一つの変化にどう対応するのか?
これらを考えておくことが重要なのである。
曖昧な箇所を減らすことが棋力向上の全てと言っても過言では無い。
ちなみに
黒6に対する白の正解は以下の図である。
白25まで、黒の形を崩しながら左の黒一子を腐らせているので白成功である。
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(執筆:Sakaya)
(編集:ひかる)