囲碁を教えたいという方必見!必要な力はどれくらい?

こんにちは!ひかるです。

囲碁が打てるようになり、楽しくなってくると自分の周りの人に囲碁を知ってもらいたい!やってみてもらいたい!
と思う方も多いでしょう。

腕が上がってくると、した手の人に教える機会もあるかもしれません。

そんなときどれくらいの実力があれば教えられるのだろう?
という疑問を持つ方と何人かお会いしたことがあります。

 

というわけで今回は囲碁の指導に必要な実力(棋力)について、現役囲碁講師としての考えを書きたいと思います!

この記事は以下のような疑問解決のきっかけになると思います

  • 自分が囲碁を教えることはできる?
  • 教えるためにはどれくらいの強さが必要?
  • どうやって教えたらいいの?

※最終的には個人差による部分も関わってきますから、お互いの仲によってはもう少しやわらかく解釈しても良いと思います

必要な実力は教える相手によって変わる

僕の考えは教えることのハードルは高くありません。
そこまで深く考えなくても大丈夫、ただし
教える相手によって必要な実力は変わる
というものです。

プロやインストラクター、高段者ように棋力が高くなければ教えることは出来ない、ということできるはありません。

ではどのように変わるのか、次で説明していきます。

初心者に囲碁を教えたい!という場合

囲碁をほとんど知らない初心者に囲碁を教えたい!
という場合は、ルールと終局の判断が出来れば十分に教えることが出来ると思います。
また、可能なら整地もできると進行がスムーズになります。

これらについてはこちらの記事にまとめていますので参考にどうぞ。

ルールを終えたあと技術的なことを教えるのはむずかしいかもしれませんが、初心者にとってすぐに技術を会得するよりも興味を持って楽しんでもらえると囲碁が続きます。

そういう意味でも必要以上に技術を教えないことは大事です。

有段者を目指す人に教えたい!という場合

上達を目指す人、特に有段者など比較的高い目標を持つ人に教える場合、
その人以上の実力と石の強弱や方向といった囲碁の基本的な考え方をおさえてることが望ましいと考えています。

基本をおさえたうえでの癖や個性なら問題ないのですが、
基本を知らず、意図せず基本から外れる癖は上を目指すときにいい結果を生みません。

 

僕は指導を通して多くの方を有段者までサポートしてきました。

その経験上、囲碁は打ち方の癖がつくと簡単に直せない場合がほとんどです。
自分の価値感や判断基準を変えるのは大変なことで、それは大人になるほど顕著なものです。

実際、僕が個別指導につく以前から何年も囲碁を打っていたという方は上を目指す妨げになっている癖を取ることに2人で苦労しました。

 

そのため基本をしっかりおさえ、教える内容も自分がわかる範囲で無理をしないことが大切だと思います。

教えるとき大切なことは「価値観の尊重」

相手を尊重し自分の価値観を押し付けないということは大切なことだと考えます。

盤面の技術の例だと
相手の意見をくみ取りながら自分の意見を示し、どちらがより良いかを自身で考えてもらうことが第一歩です。

残念なことによく聞く声として碁会所のおじいちゃんなどに

「ここは~に打つものと決まってる!」
「定石を覚えなきゃ打ってもらえないぞ」
「最初は空き隅に打たないのはダメだ!」

という感じに言われたり否定的な態度を取られて困惑したという方が一定数います。
ほとんどの人はそんなこと言われたらやる気がなくなってしまいますよね。

しかしそれらはあくまで目安です。
ダメなものではありません。

 

例えば僕は囲碁の布石の部分が大好きです。
今までの勉強を振り返ってもかなりの部分を布石に費やしてきました。

それはそれでかなり楽しかったですし、人と分かち合いたくもなります。
しかしそれはあくまでも自分の好みによる部分なのです。

例えば教えるときにその相手がそもそも勉強してまで上達をしようと考えていなければ、どんなに熱心に布石をオススメしても響きませんよね。
むしろ鬱陶しく感じてしまうかもしれません(笑)

だからこそ相手が何をどのように考え、囲碁の何に重きを置いているのかを知り尊重することがその人が囲碁を楽しく打つためにあるべきサポートだと思います。

ひかる

大きなの大会の名人戦優勝など非常に高い目標がある場合は勝負の世界としての色が濃く例外です。一般的にはお互いが楽しく打ったり教えることが長続きの秘訣だと思っています。

 

もし当ブログが良いなと思っていただけたら、囲碁を教えたいと思う方にもご紹介ください!
よろしくお願いします!

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