【囲碁】大人が二年半で五段になった話 EP7「うわ手に互先で挑み続ける」
こんにちは!ひかるです。
今回は大人が二年半で五段シリーズのエピソード7!
「うわ手に互先で挑み続ける」
というテーマで書いていきます。
有段者になった僕はもっと上を目指そうとしていました。
そのために、高段者や県代表常連の方々にネット碁で対局を頻繁にお願いしていました。
そのときのやり方や効果が上達にとても役に立ったので紹介します!
この記事でプラスになりそうなこと
- 強い人から教わる効率を高める
- 大人から囲碁をはじめて上達する確信を持てる
- 上達に伸び悩む壁を破るきっかけを得る
対局と検討の仕方を工夫していた
僕は当時2~3段くらいの頃の話ですが、自分よりはるかに強い高段者たちと対局していました。
(ネット碁はこの辺りの融通が利きやすいので本当に便利ですね)
ただ、普通に対局していたわけではありません。
互先でお願いし、打ってもらい、検討してもらいました。
検討はすべて容赦なく甘いところは甘いと指摘してもらいました。
適正なハンデをもらわなかったのか?
相手と自分の差を明確にし、確実に埋める
ここが僕が考える、うわ手と互先で対局するべき理由です。
相手が高段者ということは簡単に言えば【自分が求める強さを持っている人】です。
そしてその人と自分の力の差を知ることで、歩むべき道をはっきりイメージできるからです!
次に詳しく説明します。
自分の昇段対局は互先が基本だった
当時、高段者との力の差は当然大きく、互先で打ってもまず勝てませんが互先でお願いしました。
それにはもちろん理由があります。
自分の 昇段がかかる対局は基本的に互先
ここが重要です。
僕は強くなって昇段して自分も高段者になりたい、それが目標でした。
昇段のかかった対局、当時僕が使っていた東洋囲碁は基本的には互先です。
大会で勝ちあがることを目標にしている人も基本的には同じでしょう。
それじゃ勝負にならないじゃないか!
適正なハンデがないと相手は力を出すまでもないよ
といった意見も良くありますが、焦点が違います。
これは勝負の碁ではないですし指導碁でもないです。
相手に勝ちたい気持ちは当然ありますし、そのつもりで挑みますが、実際問題ほぼ勝てません。
しかしそれで良いのです。
先ほども書きましたが、自分と相手の差を明確にして埋めていくことが重要と考えました。
だからこそ互先に注目しました。
昇段対局の仮想相手は実際より厳しいほうが良い
具体的にやっていたことは
- 強い高段者と互先で打つ
- 検討する、可能なら厳しく指摘してもらう
- 暫定的な正解として受け取り、自分に上書きする
(絶対その手が良いかどうかはわからないため、暫定)
そうすることで、いざ昇段のための対局(僕の場合はネット碁)で同じ棋力相手と打ったときに
・相手の着手がぬるく感じる
・自分はより踏み込んでいける
という現象が起こるようになります!
つまり普段うわ手に同じ条件(互先)で負かされながらしっかり検討を繰り返せば、
当然感覚や考える基準もうわ手に近づいていくのです。
この現象が起きるメリットは
①自分の碁に自信が出てくるということ
②続ければ昇段できると確信できることです!
これは適正なハンデを設ける置き碁だとちょっと事情が違い、序盤の打ち方や勝負どころの仕掛け方など、
置き石の有無で変わる要素が多いため、不採用としました。
そのため、仮想相手としてうわ手に互先をお願いしたというわけでした。
あらかじめ許可を取っておこう
この方法で注意するべきことは一つだけあります。
事前に相手に許可を取りましょう
相手が世話好きな方やお金を払って教わっている先生なら問題ないのかもですが、
一方的に圧倒して勝つ碁よりも、接戦のほうが面白いと感じる方は多いと思います。
そして、本来いくつも置き石を置くような相手と互先をするのであれば、
相手にとっては片手間であしらうような内容になってしまいます。
だからこそ、僕は許可を取ってから互先で打つようにしていました。
時間をもらっていることに感謝して、最後にもう一度
「ありがとうございました」
と言うようにすると、内容が一方的でもお互いに気分良く打てるのではないでしょうか。
自分のためにお願いしているわけなので、最後の感謝を忘れずにしたいですね。
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