「反応」してはいけない/Sakaya流囲碁上達法6
こんにちはSakayaです。
今回はアマチュアの悪癖について語りたいと思います。
まず、手抜き
相手が打ってきた手に対して、「反応」してしまう人がいる。
考えていないのである。
例えば、碁会所などで打っているお客さんを見ていると、
相手が打ってからほとんどノータイムでその手に反応した箇所へ石を運んでいる。
これは、絶対に受けなくてはならない手をのぞけば、
ほとんどその箇所以外を、見たり確認せずに打っているケースがとても多い。
また、私が指導してきた生徒さんの中にも同じような悪癖を持つ方が多い。
こういった人の共通点は、考えるのではなく「反応」しているのである。
具体例を挙げよう。
以下のような白1、3のハネツギは実戦でよく見かけるヨセである。
これに対して、以下の黒4と「反応」している人はいないだろうか?
これは不要な守りなのだが、深く考えずに打ってしまい、
地を損したうえに、相手に手番をプレゼントしているのである。
「手抜き」をして黒が他へ向かった後、
以下の白1と切っても、黒4までで問題ないからだ。
囲碁は、相手に打たれた場所にお付き合いするゲームでは無い。
常に盤上で最善な箇所はどこかを考えるのである。
相手が打ってきたら、まず「手抜き」を考えてみて欲しい。
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(執筆:Sakaya)
(編集:ひかる)